イタリアと日本の時差が8時間に変わりました(冬時間)。
この時期イタリアでも菊の花がお店や教会、公園等に飾られています。
イタリアと菊の花(crisantemo)イメージが合いませんが、イタリアでも日本のお彼岸の様に家族でお墓参りに行きます。
墓地には色取り取りな菊の花が飾られていてお墓(cimitero)は明るい感じです。そして11月中旬頃から町はクリスマス(natale)の飾りつけが始まり、人々はクリスマス休暇の計画、パネットーネ(panettoneクリスマス用のドーム型フルーツケーキ)の注文、プレゼントを考えなくてはなりません。
ラ・フィランダの店内もベビー物を中心に暖かい感じの商品が多くなってきました。
またくつろぎの時間を楽しむ為のひざ掛け等も揃いました。
今回は出張報告の後半をお伝え致します。
* 9月12日朝6:00過ぎトリノを出発し一路フィレンツェを目指します。 |
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イタリアでも朝の交通渋滞は凄いです。
兎に角日本以上に車社会なのです。
私たちは交通渋滞に巻き込まれない様に朝早く出発し、トリノのピエモンテ州から南下してリグリア州ジェノバで朝食を食べる計画で高速道路を軽快に車を走らせ窓から眼下にリグリアの海が開け、たくさんの外国航路の貨物船が見えました。
ラ・フィランダの商品も一年前ジェノバの港から積まれて来たのだと、昨年の事が懐かしく思い出されました。
11:00頃最初の訪問先BARONI社着、何時もの様に大変な歓迎でとても嬉しいです。
来年の春、夏物商品を選んだり、再オーダーの商品を頼んだり、今回どうしても今年の秋、冬物が不足していましたので在庫の中からラ・フィランダのテイストに合う商品を選ぶのに思っていた以上に時間がかかってしまいました。
昼食は、ステファノさんにビステカフィオレンティーノの美味しいレストランでご馳走になり、お喋りをしながら幸福な時間を過ごしました。昼食後もオーダー品の確認をしたりしてBARONIを後にしたのは午後3:00過ぎ。
次に有名なポンテベッキオを渡った所にあるBUSATTIのお店を訪ねました。マダムのエリザベッタさんは、私たちの突然の訪問にビックリ!でも大変喜んでくださり、何時も変わらず、明るくそしてセンスの良いイタリアンマダムです。
新しい商品を一通り説明して頂き、この秋、冬のギフトに使える商品を色、デザインを考えながらオーダーしました。
マダムとの再会を約束しお店を出たのがもう4:30過ぎ、この後私たちは、今晩中にベネト州のトレヴィーゾに明日の新しい会社訪問の為着かねばならないのです夕暮れの高速道路をベネトに向けてひた走り。コーディネーターも初めての場所で途中大変でしたが、ホテルを探しながら何とか9:30頃無事今晩の宿を確保し、ローカルなべネトの食事を堪能して明日を楽しみに眠りにつきました。
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9月13日 快晴 いよいよ今回一番楽しみにしていました新しい会社訪問です。私達は少し |
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フォーマルな服装で会社を訪問する事に決めました。
それは日本でもそうだ思いますが、特にイタリア人は、外見で人を判断する傾向があります。
身に着けている物等きちんと見られるのです。それを踏まえて初めて訪問する時は、本当に緊張します。
イタリア人は、褒め上手でもあります。良い時は素直に褒めてくれます。こういう所は日本人も見習いたいですね。
新しい会社は IL GUFO (ふくろう)。
コーディネーターが7月のピッティ ビンボでラ・フィランダのテェィストに合うメーカーを探してくれました。私が一番気に入ったのは、シンプルである事と色使いです。広い敷地に経つ明るいオフィス。
少しどきどきして海外担当マネジャーと挨拶をし、そしてGUFOのトップを紹介されイタリア語で挨拶をしましたら彼の方が安心した様な顔をしていました。コミニケーションは本当に大切です。
会社の中を一通り案内して頂き、働いている人々が皆明るく、一人々まじめに仕事をしている姿に、ここは本当にイタリア?という気持ちになってしまいました。コーディネーターもきちんと組織化されているのには驚いていました。
(後日談トレヴィーゾ人は穏やかで、働き者だそうです。)
昼食は丘の上の町ASOLO(アゾーロ)でお天気が良かったのでレストランの外で食事ワインはもちろん近くで生産されるプロセッコ。美味しいプロシュート、サラミ、フォルマッジョと一緒に飲むワインは本当に美味しく飲みすぎてしまいます。
まだ食後に商品選びをしなければならないのです。
そして初めてポレンタが長方形の形になっているのを食べました。ポレンタじたいは、どこでも食べられているのですが、だいたい形がなく盛り付けられているのが多いのです。おしゃべりをしながら食べる食事は楽しいですね。(海外担当マネージャー、コーディネーター、私)食後いよいよたくさんの商品サンプルの中から来年の春、夏物商品を選んでいくのですが、自分の好みは解っていて信じています。
お客様に褒めて頂いたり、喜んで頂けると本当に嬉しいです。
でも最近は時々プレッシャーを感じる事もありますが直感でどんどん迷わずに決めていくのが好きです。夢のある楽しい仕事です。
今回どうしても新しい会社の秋、冬物を仕入れたかったので倉庫の中からサイズ、色、デザインを吟味しながら時間の経つのも忘れ探しました。またGUFOのスタッフもイタリアには珍しく就業時間が過ぎているのに私達に付き合ってくれたのです。
そして初めて知り合った私達を快く受け入れてくれ、今回秋、冬商品を持ち帰りたいむねを話すと、了承してくれ翌日商品を渡す事を約束してくれました。本当にイタリア????疲れましたが最高に幸せな一日でした。
この日は遅くなってしまったのでGUFOが紹介してくれたASOLOの丘の上のホテルに泊まる事に決めました。
夕焼けの向こうはもうベネッィアです。GUFOのマネージャーと一緒に私達は、ホテルのバルコニーでアペルティーポのシャンパンを飲みながらまた々お喋りの続き、会話がつきません。
本当は私はとても疲れていたのです。でも人の出会いは大切です。翌日は、荷物を受け取って、次の目的地ボローニャに行かなければなりません。早めにベットに入りました。
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9月14日 快晴 バルコニーで朝食を食べながら彼方に薄っすらベネッィアが見えました。 |
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良い事があるかも………
2社目の新しい会社を訪ねる為ボローニャへ向けて出発です。
途中GUFOで商品を受け取り10月に東京へ来る海外担当マネージャーと再会を約束してトレヴィーゾを後にしました。
トレヴィーゾからボローニャまでは3時間ぐらいなのですが途中渋滞に巻き込まれ予定をオーバーしてしまいましたが、高速の途中までB&B 社の方が迎えに来てくださり、私達はいきなり、レストランへ昼食を食べに行きました。
私は定番のスパゲェティボロネーゼを食べ、彼らはボローニャのローカルな料理を美味しそうに食べていました。
その後オフィスで商品の説明を受け、小さな会社ですが、素材の良さ、デザインも品があって気に入りましたが、価格が今までの中で一番高いので、私は果たしてラ・フィランダにどうか心配になりましたが、サンプル的に何点かオーダーしてみました。素材は最高です。この商品を解って下さるお客様がいてくださる事を願ってボローニャを後にしてトリノに向けて高速道路を走り続けました。
車内でコーディネーターに一体私達はどの位走行したのか聞いてみましたら1000Km(青森~広島)走ったそうです。
本当にお疲れ様でした。大変収穫の多い旅でした。 |
何時も帰国前の最後の晩餐は、トリノ市内にある魚料理専門レストランに行きます。
ナポリ出身の家族で営業していて、新鮮な魚介を使った料理はどれも美味しく、白ワインも美味しく飲み過ぎてしまいます。
私は肉よりお魚が好きなのです。最後のドルチェまで頂いてもうお腹はパンパンです。
今回の旅で12日間お店を休みにしてしまったので不安もありましたが、お客様も新しい商品を楽しみにして下さっているのではという自信もありました。
9月17日に帰国し、連休明けの20日よりお店を明けたのですが、本当にお客様は待っていて下さり、あたらしい商品を買って下さいました。
本当に有り難く、嬉しい瞬間です。
これからもお客様に喜んで頂ける商品構成を心がけて頑張ります。今後ともラ.フィランダを宜しくお願い致します。
* 11月20日発行日経BS社 「ecomom」エコマムにラ.フィランダの商品が掲載されます。
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